佐伯 和人

惑星地質学・鉱物学研究者、大阪大学大学院理学研究科 准教授

 

1967年愛媛県生まれ。1995年東京大学大学院理学系研究科鉱物学専攻博士課程修了(博士(理学))。岩石学・鉱物学をベースとして、月・惑星の起源や火山活動観測の研究を行う。研究のプロジェクトは幅広く、月探査計画では、月の起源と進化に関する研究を行い、火山観測の研究では、ロボットを使って活動する火山を観測する態勢づくりや、火山防災のための新しい観測手法を開発する研究などを進める。2014年、新書『世界はなぜ月をめざすのか』(講談社)を出版。

関連プログラム「ラボカフェスペシャルfeaturingサーチプロジェクト」

「地球と人の営みから見えてくる災害」

日時:4月9日(土)16:00─19:00

定員:50名程度(当日先着順、入退場自由)

ゲスト:
佐伯 和人(惑星地質学・鉱物学研究者、大阪大学大学院理学研究科 准教授、サーチプロジェクトvol.5アドバイザー)
川島 秀一(民俗学者、東北大学災害科学国際研究所 教授、サーチプロジェクトvol.5アドバイザー)

 日本列島そのものや地球の営みから起こる「災害」について着目する「ニュー“コロニー/アイランド”2」。本展では、アドバイザーに、国内外の火山調査を通して地球の営みを見続けてきた、惑星地質学・鉱物学研究者の佐伯和人さん、全国の漁撈伝承やカツオ漁の調査を通して人の営みを見続けてきた、民俗学者の川島秀一さんをお迎えしています。本談では、お二人の研究内容を元に、地球と人、双方の営みから見えてくる「災害」について考えます。


「惑星・地球の石を語る、惑星地質学者と美術家」

日時:5月20日(金)19:00─21:00

定員:50名程度(当日先着順、入退場自由)

ゲスト:
小山田徹(美術家、サーチプロジェクトvol.5出展作家)
佐伯和人(惑星地質学・鉱物学研究者、大阪大学大学院理学研究科 准教授、サーチプロジェクトvol.5アドバイザー)

 惑星の一つである地球。その誕生や進化の過程が表出した岩石や地層は、日本列島をはじめ世界各地でさまざまにみられます。そして様々な種類がある無数の石を、人類は有史以来、道具や建材や装飾品などに活用・加工し、古くは信仰の対象でもありました。そんな石の魅力に取り憑かれた!?惑星地質学者と美術家がサーチプロジェクトvol.5「災害にまつわる所作と対話」展で出会います。日本洞窟学会会員でもあり、"握り石"という対話プロジェクトを行う小山田徹さんと、岩石学・鉱物学をベースに月・惑星の起源や火山活動観測の研究を行う佐伯和人さんが、地球の欠片ともいえる石を起点に対話を繰り広げます。


「『日本沈没』からみるSF的災害考 ー 中野昭慶さん(特技監督)作を中心に大いに語る。」

日時:6月3日(金)19:00─21:00

定員:50名程度(当日先着順、入退場自由)

ゲスト:
佐伯和人(惑星地質学・鉱物学研究者、大阪大学大学院理学研究科 准教授、サーチプロジェクトvol.5アドバイザー)

※今回ゲストで登場される予定だった中野昭慶さんは、 体調不良のため急遽参加ができなくなりました。予めご了承下さいますよう宜しくお願い致します。

ロボットや医療、人工知能などこれまでSF(サイエンスフィクション)の世界として私たちを魅了してきた出来事が、加速的に現実味を帯びつつあります。近年多発する災害から、かつて手に汗を握りながら観たスリリングな映画世界をふと連想してしまうこともあるでしょう。今回は、日本のSFパニック映画の金字塔とも言える『日本沈没』や『ゴジラ』の特撮(特殊技術)を手がけられた特技監督の中野昭慶さんをお呼びし、撮影当時の様子などを紐解きながら「災害」を考えてみたいと思います。対話相手は、幼い頃に『日本沈没』と『妖星ゴラス』を観て科学者を志したという佐伯和人さんです!


「 大阪の活断層を巡るツアー」

日時:6月25日(土)13:00─15:00

定員:20名程度(要申込)※満員御礼のため、申込は締め切りました。

ナビゲーター:佐伯和人(惑星地質学・鉱物学研究者、大阪大学大学院理学研究科 准教授、サーチプロジェクトvol.5アドバイザー)

ゲスト解説者:廣野哲朗(活断層研究者、大阪大学大学院理学研究科 准教授)

集合:12:50 地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」5番出口

ツアーコース:四天王寺~日本橋界隈

参加費:無料(電車賃は実費負担)

 大阪市内東部に緩やかな稜線を描く上町台地。北は大阪城が位置する中央区から南は住吉大社で知られる住吉区付近に至るこの丘陵地は、大阪平野を南北約42kmに渡り貫く「上町断層帯」の活動により生まれたといわれています。現在、近畿地方で最も地震のリスクが高いといわれている上町断層帯は、古来よりどのように活動し、大阪の地形をつくってきたのでしょうか。このツアーでは惑星の活動と災害の関係を探究する大阪大学の佐伯和人さんが、活断層研究の専門家である同大学の廣野哲朗さんをゲスト解説者として招き、ともに大阪のまちに位置する活断層の形跡を巡りながら、日常と隣り合わせにある災害について体感してみたいと思います。

 


クロージングトーク「災害にまつわる所作と対話」

日時:6月25日(土)16:00─19:00

定員:50名程度(当日先着順、入退場自由)

ゲスト:

佐伯和人(惑星地質学・鉱物学研究者、大阪大学大学院理学研究科 准教授、サーチプロジェクトvol.5アドバイザー)

川島秀一(民俗学者、東北大学災害科学国際研究所 教授、サーチプロジェクトvol.5アドバイザー)

dot architects(建築ユニット)

 100日間の会期を通して、地球の営みによって生じる災害について考え、対話を繰り広げてきた、サーチプロジェクトvol.5「災害にまつわる所作と対話」展。クロージングでは、本展のアドバイザーである惑星地質学・鉱物学研究者の佐伯和人さん、民俗学者の川島秀一さんのお二人と、会場設計・施工を担当した建築ユニットのドットアーキテクツさんをお迎えし、参加者の皆さんとともに、一軒家という日常空間に散りばめられた災害にまつわる表現や情報を改めて見直し、これまでの日々を振り返ります。そして、“惑星地球・日本列島”に生きる“私たちのこれからの所作”について試行し、対話を繰り広げ、明日からの日々を迎えたいと思います。